こんにちは!ちぇぶら代表の永田です。先日、ちぇぶら認定講師を対象に、「セミナー講師のための表現ガイド〜令和の時代のコミュニケーション〜」の研修を行いました。
講師としての表現力をアップデートし、よりよい社会を考えるきっかけや令和の時代に活躍できる発信方法を学ぶ場として企画しました。この記事では、セミナーで行ったことを簡単にご紹介します。
ステレオタイプを考える
ステレオタイプとは、多くの人に浸透している先入観や思い込み、固定観念のこと。たとえば、「A型はきちょうめんで、O型はおおざっぱだ」といったようなもの。
そこでまずは、ステレオタイプについて考えました。普段何気なく、また相手を褒めるつもりで使っている言葉や例え話が、性別や年齢、職業、国籍などに対する偏見を助長してしまうことがあります。グループワークで、丁寧に意見を共有し、たくさんのステレオタイプがあることに気づきました。
ルッキズム / 資料のイラストの選び方
次に取り上げたのは「ルッキズム」、つまり外見による偏見や差別についてです。他人の外見に触れるコメントは、こちらはポジティブなつもりであっても、意図せず相手を傷つけてしまうことがあります。また、資料に使用するイラストは、無意識の偏見を助長しないように考える必要があります。
では、どう表現すればいいのか
5つの具体例を出しながら、実際にどのように言い換えればよいかを考えていきました。どの表現も「普段気にせずつかっていた!」という方もいます。ただ、少し表現を変えるだけで、気分よく受講できるようになります。
今回の研修は、講師としての表現のスキルを高めるだけでなく、より良いコミュニケーションや社会を考えるきっかけになりました。これからも誰もが安心して学び合える講座をお届けしていきます。引き続きどうぞよろしくお願いします。
もし、セミナー講師をされている方や会社の人事の方など、表現やコミュニケーションにお困りの方がいましたら、多くの自治体が「男女共同参画に向けた表現ガイド」を出されていますので、それを参考にするのも良いと思います。また、実践的な方法を学び考えたい場合は、有料となりますが私どものセミナーの動画を共有することや、出張講座として学びの場をファシリテートすることも可能です。お気軽にお問い合わせください。
永田京子 / ちぇぶら代表