【更年期】不調が軽い人と重い人の違いと対策

更年期は全員が通るのに、「いつの間にか終わっていた」という方や、一方で「更年期障害が重く仕事を辞めてしまった」という方もいらっしゃいます。症状が軽い人と重い人がいるのはなぜか、不思議に感じたことはありませんか?

実は、更年期障害になるには3つの理由があるんです。

 

そこで、今回は更年期障害になる原因と、それを予防する「ちぇぶら」の取り組みをご紹介します。

更年期障害になる3つの要因


更年期におこる不調を「更年期症状」といい、その不調によってご自身やご家族の日常生活に支障が出る状態を「更年期障害」と呼びます。更年期障害になる原因は3つ。

・身体的な要因
・心理的な要因
・環境の要因

です。これらの要因と、それに対応する「ちぇぶら」で行っている取り組みをご紹介します。

ちぇぶらの取り組み

1. 身体的な要因


図:KO-NENKIの教科書より
図:KO-NENKIの教科書より

更年期には性ホルモンの急低下から自律神経が乱れます。それによって、心や体にさまざまな不調が出やすくなります。
疲れやすい、動悸がする、急な発汗やほてり、眠れない、冷えや便秘や肩こりなど……症状さまざま。人によっては、心と体がまるでいうことを聞かず「まるで今までの自分じゃないみたい…」と感じることもあります。

 

▶︎対策「ちぇぶら体操」

身体的な要因へのおすすめのアプローチは、講座でも人気の「ちぇぶら体操」です。2016年に行った調査では、20分程度の軽い運動を行うだけで、ほぼ全ての更年期症状が緩和されたという結果がでました*。というのも、軽い運動は自律神経を整えるはたらきがあるからです。

また、更年期からの運動習慣は、将来の生活習慣病の予防や筋力低下・骨粗しょう症の予防にもつながります。

不調に翻弄されるとしんどいものですが、「自分でもできる対策がある」と思うと、気持ちも楽になるものです。ぜひ自分に合ったセルフケアを見つけてみてくださいね。

* 出典:更年期と加齢のヘルスケア 第16番 第2号 2018年1月22日発行「中高年女性のための自律神経を整える呼吸法・エクササイズ 」

2.心理的な要因


自分に厳しすぎたり、「わたしなんて…」とつい悲観的に捉えてしまう……。一般的には、このような性格的な要因が更年期の不調を悪化させると考えられています。しかし、「もっと、おおらかに過ごしましょう」とアドバイスされても、「かれこれ40〜50年、この性格で生きてきたのに、今さら変えられない!」というのが本音ではないでしょうか。そもそも、体調が悪ければ心にも影響するものです。

 

▶︎対策「知ること」

更年期の情報を正しく知りましょう。「不調体質になってしまったのかな」「歳のせいかな」「次に輝けるのは、来世かな…」そんなふうについ思ってしまいそうになりますが、知識があれば「これらの不調も、いつか終わりがあるから大丈夫」と前向きに考えられます。また、必要なときには婦人科にかかったり、更年期障害と間違いやすい病気の早期発見につなげたりと自分の体を守ることができます。

>>動画講座更年期ナビゲーター集中講座を活用する


3. 環境の要因 〜コミュニティ〜


40〜50代は、多くの方が環境面の変化を迎えます。仕事での役割の変化、子どもの巣立ち、親の介護など。どれか1つでも大変なことですが、それらが複数重なってくることもあります。

 

▶︎対策「ライフキャリアデザインワークシート」

おすすめは、ちぇぶらのプログラムでお届けしている「ライフキャリアデザインワーク」です。
1. 自分の意思で決められるライフイベント
2. キャリアに関すること
3.自分の意思では決められない暮らしの変化
を書きだします。たとえ環境の変化が起っても、心構えや具体的な準備があれば心の余裕が変わるものです。

▶︎対策「コミュニティ」

いざという時には、医療機関や専門家に相談することは大切です。しかし、それ以外にも安心して話せる人がいたり、周囲の理解があることで、ずいぶんと気持ちが楽になるものです。


ちぇぶらの講座やイベントでは、共通のテーマをもった仲間に出会えます。
ぜひ、お気軽にご参加くださいね。


更年期は the change of life 。心と体、人生のチャンスにしていきましょう!

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