【男性更年期体験談】立っていられない!めまいと倦怠感

男性更年期障害という言葉を聞いたことがありますか? 更年期といえば、女性だけが抱える問題と思われがちですが、男性にもありその影響は決して軽視できません。今回は、3年前から男性更年期障害を経験され、現在は当事者視点から男性更年期障害の情報発信を行なっている科野辰也さんにその体験談を伺いました。

 ご自身が更年期障害と気が付くきっかけはなんでしたか?

 

3年ほど前から顕著に、動悸、胸痛、めまい、倦怠感などの症状が現れ始めました。 その都度病院で診断を受け、検査や薬の処方を受けてきましたが、原因は分からず...。
医師からはその度「様子を見ましょう」、「また症状が出たら、詳しい検査をしてみましょう」などと言われ続けました。
その間、症状は一向に改善せず、逆に日を追って強くなり、仕事はもちろんのこと、日常生活 にも支障を来すほどでした。 そのような状況の中、自分自身でもネットや書籍で原因を調べ続けました。 

 

そんな時、男性の不定愁訴(原因不明の不調)というキーワードがヒットし、そこから「男性更年期障害」にたどり着きました。 私の症状の全てが男性更年期障害の症状に当てはまり、その原因はホルモンの減退にあるということを知りました。
そこで、クリニックでホルモン検査をしたところ、見事ビンゴだった訳です。 

男性更年期の不調はさまざまあると思いますが、 中でも印象的な体験談があれば教え てください。

 

動悸、胸痛、めまい、倦怠感がそれぞれ、強い症状として現れました。動悸は、現在も時折現れる症状です。 仕事中に突然胸部に痛みが走り、動悸が起き始めます。このまま倒れるのではないかと思うくらい強い動悸です。血圧を測ると急上昇しています。 また通勤途中には、突然めまいが起こり、倦怠感に襲われ、立っていることもできず、雑踏の中座り込む始末。 


いずれも、「もしかしたら、このまま……」という不安に駆られ、その不安感がさらに症状に拍車をかける悪循環が起きるのです。このような症状が、色々なシチュエーションで起きます。 

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