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お口の”ニオイ”大丈夫?!更年期と口臭について(#ちぇぶら相談室 vol.2)
お口の”ニオイ”大丈夫?!更年期と口臭について
お口のニオイが強く感じられる時や、今までとお口の感じが違うことはありませんか?そんな時、起こっているカラダとお口の変化と対策はあるのでしょうか。お口の中をきれいにするのは勿論なのですが、実はそれだけではないのです。本当に口臭が常にしている訳ではなく、ご本人さまが気にしているだけという場合も少なくありません。 認定歯科衛生士としても活躍の更年期ライフデザインファシリテーター中尾山美賀さんにお話をお伺いしました!
口臭が気になる
「口臭が気になって仕方がないのです」と更年期世代の女性が歯科相談に来られたことがありました。
歯科医師の先生が健診されましたが、特に問題はないとの事で、お口の中もきれいにされています。口臭がしている訳でもありません。
先生がその事をご本人様に伝えられたのですが、「旦那さまに口臭がすると言われて悩んでいるのです。」とおっしゃいました。
実はこれも更年期の症状の1つかもしれません。
女性ホルモンの役割は沢山あるのですが、その中には、粘膜の潤いを保つという働きがあります。
女性ホルモンの急低下から、お口の潤いが少なくなり、今までは唾液で潤いを保っていたお口が乾燥して、口臭がしやすくなるということにつながったのです。
緊張とお口の話
それだけでは無く、口臭を指摘された事で、ご本人さまが口臭を気にしてしまいます。
気にするとカラダが緊張した状態になります。
学生時代の文化祭や試験の時を思い出してみて下さい。
~口が乾き、滑舌が悪くなった経験はありませんか?~
実は年齢に関わらず、誰でも緊張すると肩や首が硬くなり、唾液が出にくくなり、口がカラカラになります。
そして更年期には、血液の流れが悪くなり、老廃物が溜まりやすくなり、肩凝りを痛感される方も増えます。
肩凝り、肩や首が凝る~これは、緊張状態と同じ状態で口が渇く原因になります。
唾液は、1日1.0ℓ~1.5ℓ出ているのですが、35才がピークで、その後は徐々に少なくなっていく為、口が渇きやすくなってしまいます。
自己判断は禁物
又、更年期には、人それぞれで多様な症状が出ていると、お薬を飲んだりもされる方もいらっしゃいます。
お薬の副作用などで、益々唾液が出にくくなる事もある場合もあります。
更年期のいろいろな症状が合わさって、お口の中に問題がないにも関わらず、口臭がしやすくなる事もあります。
本当に口臭がしている訳ではなく、ご本人さまが、気にされているだけという場合も多いです。
但し、すごくお口が渇く場合、糖尿病やシェーグレン症候群などの病気が隠れている場合も皆無ではありませんので、主治医の先生にその事を伝えてみて下さい。
又、口が渇くのはお薬のせい?と自己判断でお薬を止めないで下さい。
そんな時は、主治医の先生に、お口が渇く事を伝えて相談してみてください。
口の渇きを飴で癒す?
世代に関係なく、口の渇くから、飴を舐めたり、ガムを常に噛んだり、ジュースやイオン飲料を飲んだりされる方もいらっしゃいますが、お口の中をきれいにして潤してくれる作用がある唾液が減っている上に、甘い物が常にお口の中に入ってくるのは、虫歯や歯周病の原因になります。そればかりでは無く、糖分の摂り過ぎは糖尿病などの病気を引き起こす事もあり、お勧めできません。
腎臓病などの為に、水分制限がある方以外は、喉が渇く前に、こまめにお水やお茶で水分補給をされるのが、カラダの為にもお肌のためにもとても大切です。
肩や首の凝りをほぐして、カラダをリラックスさせることも大切です。口を閉じて舌で頬をつついたり、舌で歯を舐めたりという舌体操も唾液の分泌を促し、美容効果があります。
口臭対策として
お口の中をきれいにする事は、虫歯や歯周病を防ぐだけではなく、様々な病気の予防にも繋がります。
更年期世代の皆さま 緊張は大敵です。
まだまだ続く人生を今からも楽しむ為に、にっこり笑顔でリラックスが大切です!!
お口をきれいにして、舌体操で美容効果といつまでも美味しく安全に食べる為のお口を作りながら、唾液を出して若返る。
そして、肩凝り、首凝り改善とリラックスをしていくこと。
そんな時にお勧めなのが、NPO法人ちぇぶらのエクササイズ!
運動をしていなかった私でも出来る簡単エクササイズと更年期の知識でこれからの人生を益々楽しんでいきましょう♫
是非、全国のちぇぶらの講座に足をお運びくださいませ。
カラダと心をリラックスしながら、健康寿命をのばしていきたいと活動中です。
(2018.3.12)
執筆者
"認定歯科衛生士(生活習慣病予防(特定保健指導),摂食嚥下リハビリテーション,在宅療養指導・口腔機能管理)
NPO法人ちぇぶら認定更年期ライフデザインファシリテーター,更年期フィジカルケアインストラクター
放送大学エキスパート 健康福祉運動指導者,福祉コーディネーター、介護支援専門員、歯科衛生士として保健指導に携わり、お口を通して健康にと伝えるも、自身の更年期を機に健康的に歳を重ねて楽しむためには、お口からだけではなく、更年期の知識と身体のケアも必要と痛感し、ちぇぶらの活動を始める。現在進行形で、ちぇぶらのエクササイズで身体改造を実践しながら、健康的に歳を重ねる事を啓発していきたいと切望している。